• 2017.04.16
  •   煤竹工房奥出雲 かめだけそろばん



    数日前、K2の中学のクラス役員決めがあり、
    夕方から中学校へいくことに。




    着いてみると、集合場所は
    予定されていた各教室ではなく、
    なぜか3年生全クラスが
    家庭科室へ集まるとのこと。




    いやな予感は的中。




    そう。



    あまりにも出席する保護者が少なく、
    6クラスに分かれるよりも、
    1か所に集まってもらった方がいいとのこと。




    K2のクラスの保護者は私を含め、たったの8人。



    他のクラスのテーブルを見渡しても、似たり寄ったり。




    夜勤や、家庭の事情で参加できないのは仕方ない。
    けれど、毎年毎年、こうも出席する保護者が少ないと、
    これはもう、仕事云々の人ばかりではないだろう・・・と思ってしまう。




    役員決めそのものよりも、私はこの年度初めの会の目的は、
    縁あって子どもたちが同じクラスになった
    保護者たちとの顔合わせ、あいさつの場だと思っている。





    「役員決めくらい、出てくればいいのにね~」




    他の保護者も同じように不満を言いながら、
    仕方ないので、出席した保護者たちで
    欠席者の名前も含めてあみだくじを作成。



    結果、欠席の保護者に当たると、
    そこからまた本人への電話確認をすることになる。



    案の定、なかなか電話が通じない。



    電話が通じなければ、帰ることもできない。



    何度か電話をかけ、1時間後にやっと終了。





    家庭科室を出る直前、
    小学校時代に私の後を継いで
    広報部長になったMさんが声をかけてきた。




    「今度、Y中の広報部長をすることになって・・・」




    末っ子が小学校を卒業し、中学1年生となったので、
    今度は中学で引き続きPTA執行部役員をするという。




    K2が中学校に入学した際、
    私にも何度も広報部長のオファーが
    あったけれど、最終的に断った。



    気持ちは揺れ動いたけど。



    中学で発行されている広報誌には
    正直言って、魅力を感じなかった。



    私なら大改革できる・・・。



    そんな自負が浮かんできては、
    いやいや、中学では部長職はやらない、と
    複雑な思いが交差していたけれど、
    最終的に、オファーは辞退した。



    もともと、同じ人間が何年もPTAの
    執行部役員職に就くべきではないと
    思っていたし、自分の力を出し尽くした感があった。



    だから、潔く、引退。




    ・・・のつもりだったけど、
    K2が学校から持って帰る広報誌を見るたびに、ため息。



    もし、あの時オファーを引き受けていたらと。



    今頃、ページ数も増え、カラーで
    レイアウトを刷新した広報誌が出来ていた・・・




    でも、これは言っちゃいかんことなんだよなぁ。



    だったらやれよ、って話だし。




    幸い、広報誌のノウハウをしっかり学んだ
    Mさんんが部長になるということなので、
    今年の広報誌は大改革できるかもしれない。




    広報部長として頑張っていた頃を
    思い出しながら、学校を後にして、
    業務スーパー・トライアルへと向かった。




    そこで、買い物をして帰るつもりが、
    まさかの出会いが待っていた。




    店内に入ると、そこにいたのは
    小学校PTA時代、広報誌コンクールで
    ライバルとして競い合っていた
    亀嵩小学校のミスター広報・若槻氏が。




    奥出雲に住んでいる彼が、なぜここに?!




    お互い、数年ぶりの再会に驚く。


    「僕、一旦買い物終えて、店を出たんですよ。
    だけど、買い忘れたものがあって、今、
    ちょうど店に戻ってきたところだったんです。
    戻ってなかったら会えなかった。戻ってよかった~!」





    私が広報部長となった最初の年に、
    コンクール会場で出会った若槻氏。




    何度も全国入賞を果たしている彼の、
    広報誌への情熱は半端ない。



    私が本気で小学校広報誌に取り組み、
    全国入賞を目指した理由のひとつは、
    彼のような、熱き広報部長たちとの出会いだった。



    先輩である彼は、カメラのこと、写真の撮り方、
    企画・・・惜しみなく、広報誌のノウハウを
    私に教えてくれた。お互い住んでいるところが
    遠く離れているので、会う機会はあまりなかったけれど。





    彼もまた、広報部長の座を退いていた。



    お店で立ち話しながら、広報部長を経験したことの
    ある人間同士にしかわからない思いを語り合った。




    最近どうしているのかと尋ねたところ、
    新しいビジネスを始めたという。



    彼の家業は、映画「砂の器」でも使われた、亀嵩算盤。
    お祖父さんは松本清張とも交流があった方で、
    映画の中で使われる出雲弁の使い方の
    アドバイザーもされたらしい。



    老舗の亀嵩算盤が、今回新たな製品として、
    煤竹を使った箸の販売を始めた。





    箸01



    人06





    煤竹とは、茅ぶき屋根の骨組みや天井に使われていた竹。
    百年以上の永い年月をかけて囲炉裏の煙で燻され、
    独特の茶褐色や飴色に変色しているのが特徴。




    希少価値があり、入手困難な煤竹で作る高級箸は、
    現在、東京の有名デパートなどで販売されている。




    「つい先日、孫が出来てね。」




    私とさほど年齢が変わらない若槻氏。




    目を細めながら、スマホに入った
    たくさんの孫の写真を見せてくれた。



    さすがはもと広報部長。
    そこにあるのはプロ並みの写真ばかり。



    あの時代、お互いに競い合っていた他校の部長同士が、
    今こうして、孫の写真を見ながら笑いあう。




    出会いというのは、本当に
    人生を豊かにしてくれる。



    ☆亀嵩算盤HPはこちらから




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