数日前の金曜日の講義でのできごと。
90分の講義に、45分も遅刻してきた学生。
ドアを開けて入ってくるなり、私に向かって、
「お疲れさまっす。」
はぁぁぁぁぁ~?!
お疲れさま・・・ってあなた。
以前からこの、学生たちの、
「お疲れさまです」
に、非常に違和感を持っていた私。
ちょうどいい機会だと思い、学生に、
「あのね、私疲れてないし。
遅刻して入ってくるなり「お疲れさま」って
ヘンじゃない?私、全然元気で授業してるし。
普通、「遅刻してすみません」・・・じゃない?」
他の学生たちはクスクス笑っている。
ということは、この、「お疲れさまです」が
不自然だという感性は持ち合わせているということか。
言われた学生、はずかしそうに赤面し、
「はいっ。すみませんでした!」
この学生だけではない。
担当する学生と廊下ですれ違っても、
「お疲れさまです」
講義終了後、教室を出る際にも、
「お疲れさまです」
確かに、ビジネスマナーとして、
目上の人や上司には、
「ご苦労さまです」
は、失礼にあたるので、
「お疲れさまです」
というべき・・・などと学んでるんだろうけど。
問題は、使っている側が
その意味をもって発言しているのではなく、
何も考えずに、あいさつ代わりに使っていること。
だから、言われたほうは違和感を持つ。
便利な言葉だから、どこでも、誰にでも発信する。
今回のシチュエーションで、
遅刻をしながら開口一番、
講師である私に向かって、
「お疲れさまです」
は、おかしいでしょう。
そのくらいの感性を持ってほしいわ。
では遅刻をした際、
私に対してなんと言えばよかったのか?
正解は、
黙ってさっさと着席しろ・・・ですな。
謝罪や言い訳は講義終了後。
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