• 2016.05.15
  •   誕生祝






    14日、土曜日の朝。




    9時をちょっと過ぎた頃に、花束が届いた。


    2016-05-15_022753_convert_20160515030534.jpg



    保育園からの付き合いが続いている同級生からの、
    毎年恒例の誕生日プレゼント。今年は花を送ってくれた。



    お礼の電話を入れ、お互いの近況を伝え合う。




    そして、彼女の両親や弟が今、
    大変な病気にかかっていることを知った。





    彼女の両親・・・おじちゃん、おばちゃんに対して、
    頭が上がらない苦い思い出がある。




    高校生の頃。




    両親の仲が悪く家族崩壊の中、
    家にいたくない私は、背伸びをしていつも
    年上の人たちとつるんでいた。



    ある時、一緒に飲みに連れて行かれ・・・。




    そこで相当酔っぱらってしまった。



    それまでお酒なんて飲んだことがなかったので、
    お店で酔っぱらってフラフラになっていた。




    意識の片隅で、このまま帰宅したら
    大変な事になると思い、帰るに帰れず、
    私がとった行動は・・・・・・





    真夜中に友人宅に逃げ込んだ。




    保育所時代から知っている私が、
    高校生のくせに酔っぱらって夜中にドアベルを鳴らし、
    友人の家族は何事かと玄関に出て来た。



    私の様子を見て、事情を察したおじちゃんとおばちゃん。
    私の親に連絡を入れたのち、

    何も問い詰めることなく、一晩泊めさせてくれた。



    次の日の朝も、何も聞くことなく、
    おじちゃんと一緒に朝食を食べた。



    よくもまあ、あんなことをしでかしたと恥ずかしい。



    そのおじちゃんとおばちゃんが、
    今、病気で身体が思うようにならないらしい。




    彼女との電話はずっと、お互いの
    親の介護やこれからの金銭的負担についてだった。





    「ごめんごめん、誕生日なのにこんな話になって。」




    申し訳なさそうに彼女が言う。




    彼女とは20年以上、毎年誕生日に
    お祝いを送りあっている。



    この20年、お互いの誕生日に話す内容は
    当然のことながら変わってきている。




    独身時代から、結婚し、子育ての最中は、
    子育ての大変さを語り合い、けれど
    喜びにあふれ、エネルギーに満ちた会話だった。




    40歳半ばを過ぎたころからは、
    もっぱら仕事のキャリアについて。


    そして、ここ数年は更年期や
    年老いていく親の話。





    誕生日のこの日。



    この世に生まれ出た喜びとともに、
    変わりゆく人生に少しだけセンチメンタルになった。








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