• 2016.03.13
  •   第7回 しまね自死遺族フォーラム in まつえ





    いろいろな講演やフォーラムに参加してきたけれど、
    他のどの講演会とも違う、講演後に何をすべきかを
    これほど考えさせられるものはなかったかもしれない。



    フォーラム01




    (*主催者の了解を得て撮影・掲載)
    フォーラム04


    フォーラム05



    始めに、ご自身も検察官だったご主人を
    自死で亡くされた佃弁護士が自らの体験をお話され、
    その経験から現在は自死遺族試験活動等に
    取り組んでおられる中で、いろいろな事例をお話された。


    その後、息子さんや娘さんを亡くされた方、
    夫や母親を亡くされた方々が、辛い経験を
    ふり絞るようにお話くださった。



    遺族の方々がみなさん、口をそろえて言われること、
    それは、「まさか自分の身内が」「自死は人事だと思っていた」ということ。



    どんなに注意していても、その時は突然やってくる。
    身近にいた方々の責任ではないのに、遺族の方々は、
    ずっと自責の念にかられ続けているという事実。



    子どもを亡くされた方が、ご自身の心の痛みを、
    「この世のものとは思えないほど表現できない苦しさ」と語られた。



    言葉になど表現できるはずがない。
    ましてや、当事者にならなければ、
    決して遺族の方々の気持ちはわからない。



    わからないなりに、何ができるのだろうと考えさせられた。



    質疑応答の時間に、会場の参加者からこんな質問が出た。




    「身内を亡くされた方に、周りの人間はどのように
    接したらいいのでしょう。どんな言葉をかけたらいいのでしょう。
    それとも、そっとしてあげるべきなのでしょうか。」



    この質問は、遺族の方のおひとりが、
    娘さんを亡くされてから、ある時近所のスーパーで
    買い物をしていた際、知り合いに出会い、
    その時のその女性の反応に傷ついた・・・という
    話を受けての質問だった。



    これは本当に難しいと思う。



    佃弁護士は、



    「思いやりを持って、その方のことを思って
    接すれば、その気持ちは通じると思います。」





    会場ではさまざまな資料を渡され、
    その中にあった冊子を開き、愕然とした。


    フォーラム02



    これは、自死遺族の方々が体験した、
    差別や偏見の事例が書かれているものだった。



    当事者でない私が読んでも憤りで堪らない思いなのに、
    遺族の方々はどんなにか悔しかっただろうと思う。



    いろいろな体験が書かれている。




    労基署の担当者に、

    「あんたの息子は悪いことをしたから死んだのでは?」

    と言われた保護者。





    中学3年生の息子さんを亡くされた保護者さんに対し、
    校長が言い放ったひと言、

    「私の代で、こんなことをされては困る」





    つき合っていた男性に言われたひと言、


    「母に、『きょうだいが自殺するような家族とは付き合うな』と言われたわ」





    自死の場合は多額のお布施を包まないと、
    成仏できないと言い放った僧侶。




    亡くなった娘さんのことを話した際、


    「でも東北では、津波で家も流され家族全員を
    亡くした人もいますよね。そういう人に比べたら
    まだましでしょう?」


    と言われたお母さん。






    読むに堪えない話が続く。





    これが教育者か?



    これが、行政のやり方か?



    これが、人の死を弔う僧侶の言うことか?






    職場や学校でのいじめを苦に亡くなった方々に、
    さらに追い打ちをかけるような暴言や非人道的行為。





    当事者の方の苦しみに、
    少しでも寄り添えるよう、
    偏見のない社会にしていかなければならない。



    こんな世の中はおかしい。






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