• 2015.11.02
  •   噂話






    近所に住む友人男子、用事があり我が家へ。

    ちょこっと上がって近況を伝えあう。



    「美穂さんとこは、息子さんはどう?元気?学校は?」



    長男が、県外の通信制の学校を選び、
    毎日午前中だけ市内にあるサポート校で
    個人授業を受けている旨を話す。


    「・・・そうか。・・・美穂さん、気にすんなや。」


    ん?



    気にすんなって、何を



    友人男子に、何を気にするのかと聞くと、



    「いや、人はいろいろ言うからさ。」



    と、何とも含みのあるような物言いをする。



    基本的に、私は女性が集まって噂話をするのは嫌い。



    飲み会でも、近所の人がどうだとか、
    内緒だけど、あの人はこうなんだって・・・とか。


    くだらない噂話になるとうんざりする。



    過去にはあまりにも露骨に飲み会の席で
    近所の人のことを偏見に満ちた陰口を言ったある女性に、
    飲み会の席ではあったけど、皆の前で叱ったこともある。



    続けて友人男子に問うてみた。


    「人が何を言うっていうの?
    大体わたし、人が何を言おうと気にならないので。

    第一、私に面と向かって息子のことを
    どうのこうの言う人なんていないわよ。」



    すると、友人男子、



    「いやさ、オレも噂話聞くよ。
    美穂さんとこの息子は家にいるんだって。
    でもな、気にすんなよ、そんな話は。」



    ん~。



    この時点で私はわけがわからなくなってくる。



    気にすんなと言いながら、
    君がいないところで君の家族のことを言われてるよ・・・
    と、あえて私に言う意図がわからん。



    言わなきゃ済むことなのに。



    「そりゃ、人はなんでも言うでしょうよ。
    世の中なんてそんなもんでしょう。

    でもさ、わたし、人と同じでなければ
    いけないなんて思ってないし、

    人は人のことをとやかく言う。
    別に何とも思わないよ、私は。」



    すると友人男子、少し沈黙の後、



    「気にせんでいいけんな。」



    あくまでそれにこだわるか。 



    どうしても私を弱者にしたいのかしらと
    こちらも相手の真意を探りたくなってくる。



    強がって言ってるだけだと思われてるのかしら。



    よくよく考えてみれば、この一連の流れは、
    彼自身が私や息子のことを
    可哀想という価値観で見ているからなのかもしれない。



    私が、人目や、陰口に対して割と平気なのは、
    小さい頃から差別を目の当たりにし、体験している
    ことが大きいかもしれない。



    理不尽な差別に悔しい思いをした
    子ども時代があったから、かなり小さい頃から、
    人の差別意識を体感していた。



    だから、偽善的な教師にも
    どうどうと刃向って行っていた。



    だから、問題児扱いされた。



    けれど、大人になるにつれて、
    本当にたくさんの良き人々との出会いがあり、
    私の中では善の人と悪の人を割り切る
    力が備わってきたと思っている。



    傷ついた子ども時代だから
    人を信用しない・・・とはならなかった。



    良き人々との出会いにより、
    善もまたあるのだと信じることができたので、
    私の子ども時代は今の私の土台となっている。



    人は、自分の経験値(知)の中でしか語れない。



    基本はこれ。



    例えば、我が家の長男が、いわゆる「普通」に、
    市内の高校に進学しなかったことを、
    道をはみ出たとして、よしとできない人。



    その、長男の選択した人生を、



    「小豆澤さんとこの息子って、松江の高校行かずに、通信高校で、
    自宅にいるんだって。」



    と、噂話をする人。可哀想に思う人。



    何とか公立高校に子どもが入るべく必死になり、
    もしそこから外れたり、あるいは子どもが
    別の道を歩むことに理解を示すことができない人。



    それは、その人間がそれだけの経験値(知)しかないから、
    その思考しか持てないということ。



    自分の歩まなかった人生もまたあり・・・ということを、
    経験値(知)を元に思いをはせることができないということ。



    私は、K1を信じている。



    時々、心配が頭をもたげるけれど、
    親としてそれは当然。



    彼の意志の強さ、


    あえて自分で市内の高校への進学をしなかったこと、

    中学3年間は誰とも口を聞かないときめ、

    本当にそれを通し、今では塾の先生と
    いたって普通に会話をしているその、
    我が道を行く強い信念をすごいと思っている。



    あえて、困難な道を進むと決めた先には、
    必ず人生が開けていくと信じている。



    それが、社会の言う経済的、物質的な
    豊かさでなければいけないなんて、
    誰が決めるというのだろう。



    経験値(知)が大きいほど、
    人生は豊かになる。



    人生が豊かになれば、
    同じように、人生が豊かな人々が
    自分のもとにやってくる。



    レールに敷かれた人生を選ばないからこそ、
    レールから外れた人生を歩む人の
    苦しみや痛み、喜びがわかるというもの。



    噂話をする暇があれば、
    本でも読みなさい、と言ってあげたい。



    松江の外には大きな世界があり、
    日本の先にもまた、
    とてつもなく大きな世界があるのだから。




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    一言

    一言。
    K1君は、すごいよ!素晴らしい個性持っているよ!
    それだけのコトだよ。
    一言じゃ収まらんかった!(笑)

    大迷惑

    意味のない枠組みに縛られた価値観で、
    勝手にジャッジされるの大嫌い!
    というか、大迷惑!
    Mind your own business!
    以上です!笑


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    ありがとさん(笑)。

    Billy the kid,

    全くね、他人のどうでもいいようなことに、どうでもいいような口を挟む人は今も昔もいるよね~。

    人生なんて死ぬまでどう転んでいくかわからないのにさ。

    そういやBilly the kidもアウトローだ(笑)。

    私も。

    yumiさん、

    ああいう輩には一言、

    〇〇食らえ!ですわ(笑)。

    以上。
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