• 2015.06.08
  •   トニー賞と渡辺謙






    クローズアップ現代の特集、

    未知の世界へ飛び出せ ~渡辺謙・55歳の挑戦~


    演劇界の最高の栄誉とされるトニー賞に
    「王様と私」の主演男優賞としてノミネートされた、渡辺謙



    惜しくも賞は逃したけれど、共演者が
    主演女優賞を獲得し、渡辺謙に感謝の言葉を述べ、
    それを聞いて涙する渡辺謙を見ていたら、
    こちらももらい泣きしてしまった。



    55歳での挑戦。



    演劇評論家の中には、渡辺謙の英語が
    聞き取れないと批判する声もあったという。



    42歳で初めて、「ラスト・サムライ」で
    ハリウッドに挑戦した。


    そこからの英語学習のスタート。



    その後、何本ものハリウッド映画に出演し、
    「硫黄島からの手紙」では主役を演じた。



    そして、55歳になっての新たな挑戦。



    英語学習の道のりは険しい。


    渡辺謙のようなキャリアをもってしても、
    ハリウッド進出13年後に、今もなお、
    メジャーな批評家からその「英語力」にダメ出しをされる。



    そんなことは過去にも当然、
    渡辺謙の耳には入っているだろうし、
    だからこそ、さらなる向上を目指しているのだと思う。



    確かに、以前レッドカーペットを歩く渡辺謙に
    地元のコメンテイターがインタビューした際、
    全く的を射ない応答をしていて、
    観ていた私もヒヤリとしたことがあった。



    「その英語・・・・・・通じないよ~」


    と。


    案の定、コメンテイターは顔に?マークを浮かべ、
    すぐにインタビューを打ち切った。



    それでも、レッドカーペットで、あえて通訳を使わず、
    自分の言葉で返事をする彼を見て、
    その堂々としたたたずまいをカッコいいと思った。


    一般には見えない部分で、白人社会の中で、
    演技とは別の、語学習得のための努力を思うと、
    思わず涙が出てしまった。



    私もアメリカに行った最初の年には、
    私の話す英語を理解してもらえず、
    相手の英語もあまり聞き取れず、


    ルームメートからハブにされたり、
    電話交換手に

    「あなたの英語は何言ってるのかわからない」

    と、ガチャ切りされたりと、悔しい思いをいっぱいした。



    それでもアメリカに居続け、
    英語を必死に覚えた。


    なぜか。



    それは今晩の番組で渡辺謙や、
    城西国際大学の掛尾 良夫教授が言っているように、


    「未知の世界へ飛び出すため」



    英語はそのツールでしかない。



    今、ハリウッドやブロードウェイは
    巨大なアジア市場でのソフト産業の
    展開を広げようとしているという。


    だからこそ、アジアの俳優たちにとっては
    活動を国際舞台に広げるチャンスだけれど、
    韓国や中国に比べ、日本人の俳優は
    そのチャンスを生かし切れていないのだという。


    個性を主張する、外へ向けての自己表現力に欠けるのだと。




    英語はあくまでも、外の世界へ飛び出すためのツール。


    自己表現力のある、
    個性を育てるのはまた別の話。



    食卓で、夫が英語の嫌いなK2に話しかけていた。



    「英語はな、社会に出たらほとんど使うことないけど、
    高校受験、大学受験と、常に試験には英語が付いて回るんだ。」




    だ~か~ら~! 違うでしょ、そういう説得の仕方はっ!  



    ったく。     




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