• 2015.05.31
  •   言葉の暴力! ヘイトスピーチを許さない 島根県民集会




    昨日は、「ヘイトスピーチを許さない 島根県民集会」に参加。



    ポスター01



    ヘイトスピーチ03



    予想していたより多くの人が集まり、
    中には現職市議や県議、
    アムネスティ代表の方々の姿も。



    今回、基調講演をされたのは
    衆議院議員であり、ジャーナリストの有田芳生氏。


    ヘイトスピーチ01



    話を始められる前に、
    日本の各地で行われている
    ヘイトスピーチの様子を撮影した
    10分少々のビデオを流された。



    日頃、松江に住んでいると
    まず目にしない光景がそこにあった。



    日本人が、在日の方々に対し、
    憎悪に満ちた言葉を浴びせている。


    「死ね」「殺せ」・・・・・・在日だというだけで、
    ここまで人を憎むことができるとは。



    映像の中には、わずか14歳の女の子もいた。


    警察を相手に、在日コリアンを
    大虐殺すると叫んでいる。



    観るのも聴くのも嫌悪感でいっぱいになり、
    途中で耳をふさぎたくなった。



    水を打ったように静まり返った会場のあちこちで、
    何度もすすり泣いている人たちの姿があった。



    これが現状なのか。



    これほどまでに、今の日本には
    人種差別がはびこっているのか。



    在日の方々は、我が子がこうしたヘイトスピーチの
    現場に遭遇しないように、常々ネットなどでデモの日程を調べて、
    何とか子どもたちを傷つけないようにしているのだという。




    「ヘイトスピーチは、「憎悪表現」ではないのです。
    それは、「差別・扇動表現」と訳されるべきです。

    ヘイトスピーチは暴力そのものです。
    心に突き刺さるものです。

    言葉によって、人間の尊厳を損ない、
    社会的地位を損なわせるものなのです。」


    と、有田氏。



    国連は1965年に人種差別撤廃条約を制定。


    そして、日本はそこからはるかに年月を経た
    1995年になってやっと、加盟をした。


    しかしその後の現在に至るまでの20年間、
    日本は何もやってこなかったのだと。



    国や、各種団体が、ヘイトスピーチなど
    すぐに下火になるであろうと
    真剣に取り組んでこなかった結果、
    今、諸外国も懸念を表しているほどの
    人種差別国家となっている日本。




    この日、在日の立場からということで、
    韓国民団の権 清志(クォン チョンジ)氏からも
    お話を聞かせていただいた。


    ヘイトスピーチ04



    長年、差別と闘い続けてこられた権氏のお話は、
    ここでは書ききれないけれど、
    当事者にしか分からない痛み、怒り、悔しさ、
    それでも差別と闘い続ける強いエネルギーが
    ストレートに胸に響いた。



    私自身は長年アメリカで生活しながらも、
    あからさまな人種差別を受けたことはない。


    メキシコ国境を越えてティファナの町を歩いていると、

    「中国人! 中国人!」

    と、冷やかされるようなことはあったものの、
    身の危険を感じるほどの差別は受けなかった。



    人生で一度だけ、屈辱的な差別を身をもって経験した。


    それは、仕事でドイツへ行ったときのこと。

    ケルン市の駅のプラットフォームで電車を待っている際、
    フォームから今まさに出発し始めた電車に乗っていた、
    ドイツ人の若者が電車から私に向かって唾を吐きかけてきた。



    あまりにも突然のことだったけれど、
    私の顔を見据え、侮蔑の表情をたたえていた
    少年の顔は今でも忘れることはできない。



    日本にいたらまず、唾を吐きかけられるなんて経験は
    ないであろうし、それはドラマや映画の世界で、
    警察に楯突いた犯人が腹いせ紛れにやるようなことで、
    まさか自分がそんな目に遭うなど、想像だにしていなかった。


    電車が通り過ぎた後、やっと我に返り、
    屈辱と怒りで身体が硬直した。


    ネオナチ思想の若者だったのだろうか。



    人生でたった一度だけの経験。



    差別され続けて来た人たちの痛みを
    わかるなどと偉そうにいうことはできない。


    少し前にも、少年法や裁判員裁判についての
    勉強会に参加する機会があった。



    自分にはあまりにも知らないことが多すぎる。



    死刑制度にしても、
    原発問題にしても、
    憲法改悪にしても、
    何もきちんとわかっちゃいない。



    50歳という、人生の大きな節目が過ぎ、
    残りの人生をどう生きるべきか、
    そして、子どもたちに何を伝えておくべきか、
    自分自身に問うている今日この頃。



    ヘイトスピーチ02








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