• 2015.03.12
  •   教え子からの嬉しいサプライズ





    数日前、


    「先生、いよいよ来週松江を離れます。
    最後に一緒にお食事できませんか。」



    そういって、大学の教え子のヒロキ君から連絡があった。



    彼は県外出身者で、4月からは
    大学院へ進む。



    以前もこのブログに登場した彼は、
    大学の英語スピーチコンテストで
    私に内緒で私のことをスピーチで語り、
    見事に優勝を手にした、
    私にとっても特別な存在の学生。



    ☆過去記事はこちら


    残念ながらもう一人、一緒に食事をする予定だった、
    ノイシキ君は体調不良で寝込んでいて、
    2人だけで食事をすることに。



    場所はヒロキ君が予約してくれた
    イタリアンレストラン、Grappa


    カフェ06



    「コースを予約しました。」



    ヒロキ君はとても気配りのできる学生で、
    常に相手への気遣いを忘れない。



    久しぶりに来たGrappaの料理はどれも美味しい。


    さまざまな種類のピザ、パスタ、リゾットから
    2つ選択できるということで、
    私たちはゴルゴンゾーラの蜂蜜トッピングのピザと、
    ラザニアを注文し、これが大正解。


    この、ゴルゴンゾーラに蜂蜜…は当分はまりそうなおいしさ。


    カフェ07



    ヒロキ君が松江にいた4年間を振り返り、
    バイト先での思い出や、大学を続けるか
    悩んでいた時期のことなど語った。



    彼はこのまま大学生活を続けるべきなのか、
    自分の将来が見えずに悩んでいた頃が、
    ちょうど私の授業を受けたときだったのだという。




    「授業が始まって最初の頃は、
    僕の態度悪かったと思いますよ。
    いっつも遅刻してきてたし。

    あの頃は何に対してもやる気なくて。」



    そういえば最初の頃、よく彼は遅刻してきていた。
    悪びれずに教室の後ろのドアから入ってきて、
    席順が決められた一番前の席まで
    ゆっくりと、平然と歩いて行ってたことを思いだした。



    「先生がスティーブ・ジョブズのビデオを
    観せてくれたときに、衝撃を受けたんです。
    あれからです。僕が変わったのは。」



    実際、彼が優勝したスピーチでも、
    その時に観せたスティーブ・ジョブズの
    スタンフォード大学での祝辞の中から
    彼が感銘を受けたフレーズが
    いくつか引用されていた。


    それを観せた私との出会いが、
    大学を去り、松江を去ろうと思っていた
    彼の転機だったのだという。



    人は人との出会いによって生かされている・・・
    そんなことを、スピーチの中でも、
    今晩の会話でも彼は語っていた。




    食事も終わり、珈琲が運ばれてきた。




    「すいません。今晩は一番安いコース料理を頼んだので、
    デザートはついていないんですよ。」



    ヒロキ君が言う。



    「全然いいわよ~。おなか一杯だし。」



    その数分後。



    何やらあちらから、ウェイトレスの方が、
    大きなプレートを持ってこちらへやってくる。



    そして私の前に差し出されたのは、


    カフェ09



    またやられた。



    この子はいつも私にサプライズを仕掛けてくる。


    「お店の人に協力してもらったんですよ。」



    全く予想していなかったことに、
    ビックリすると同時に、またも
    彼のやさしさに涙がにじんだ。



    デザートを食べようとすると、



    「じゃあ、これも渡そうかな。」



    そういって、何やらテーブルの下から
    包みを取り出した。




    「開けてみてくださいよ。」



    袋の中には、私に・・・と、
    ショールが入っていた。



    ショール





    「先生と言えばターコイズだから。」



    と、これからの季節にピッタリの、
    ターコイズとライムグリーンの
    華やかなショール。



    「お店の人に、先生のフェイスブックの写真を見せて、
    どういうのが先生に似合うかって相談したんですよ。
    派手な先生なのでって。」


    と、ニコニコしているヒロキ君。




    もう、ありがたくて言葉もない。




    たまたま私の授業をとったヒロキ君と、
    今こうして一緒に食事をしながら、
    彼の人生のひとときを共にしているという喜び。



    大学に勤め始めて、こんな嬉しい
    サプライズをしてもらえるなんて思ってもみなかった。


    ヒロキ君は私にありがとう・・・というけれど、
    私の方がヒロキ君に感謝している。



    サプライズをしてくれたスピーチコンテスト、
    そして今日もまたサプライズ。



    彼の存在で、私は自分がこの大学で、
    どうあるべきかと、自分を見つめなおすことができたのだから。



    彼やノイシキ君からのフィードバックがあったからこそ、
    自分が彼らと共有する時間というのは、
    ただ単に教科書を一方的に教えて終わりというものではなく、
    そこにはやはり、人と人との出会いがあり、
    それは教室を飛び越えて、長く繋がっていくこともできるのだと。



    彼らの講義以降も、何人か個人的に
    授業以外の話をする学生も存在した。



    その原点は、やはりヒロキ君やノイシキ君との出会い。



    「結婚するときは先生を招待しますからね。」



    その時は私、きっと大泣きするだろうな。



    カフェ08



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