• 2015.02.22
  •   戸籍のない子どもたちⅡ どうしたら救えるのか




    先週のNHKクローズアップ現代。



    日本には現在、わかっているだけで
    全国に少なくとも533人の
    無戸籍の人がいるのだという。



    番組では、戸籍がないために、
    義務教育を受けることができずに
    大人になったという人がインタビューにこたえていた。




    そういうことなんだ。



    戸籍がないということは、
    私たちが普段当たり前のように
    受けている行政のサービスが受けられず、
    健康保険も、住民票もなく、部屋を借りることも、
    免許証を発行してもらうこともできないということか。


    日本人なのに、
    この国に生きているという
    証明ができない。




    夫の暴力から逃げ、
    離婚できない母親が
    出生届を出せず、
    子どもが無戸籍になる
    ケースが増えているという。



    無戸籍の人が、戸籍に記載されるためには、
    ハードルはとても高いけれど、いくつかの方法がある。


    そして、無戸籍でも、子どもに必要な
    乳幼児健診や予防接種、
    小中学校通学もできるのだという。


    すべての自治体に周知されるべきことなのに、
    実際は、自治体によっては窓口で、
    それを知らない職員が
    その場で相談に来た人を帰してしまうこともあると。




    司会の国谷さんが、こんなことをゲストの天童荒太さんに訊いた。



    「無戸籍の人が役所の窓口に来た時、
    まずはどんな対応をするべきでしょうか」



    すると、天童さんが答えた。



    「まずは、『大変でしたね』と声をかけてあげてほしいです。
    そして、『大丈夫ですよ』と言ってあげてほしい。」



    国谷さんが天童さんにこの質問をされたとき、
    私の頭の中にも真っ先にこの、



    「大変でしたね」



    という声掛けが浮かんだ。



    「永遠の仔」や「悼む人」を
    書いている天童さんだからこその、
    慈愛に満ちた声をテレビを通して聴いたとき、


    私も、心からの



    「大変でしたね。大丈夫ですよ。」



    そう言える人間でいたいと思った。





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