• 2017.04.24
  •   トイレを英語で?






    アンソニー・ホプキンス主演の映画、



    デーモン



    映画04




    アンソニー・ホプキンス、レイ・リオッタ主演となれば、
    まず間違いのない映画でしょう。しかも、監督は
    映画「ミレニアム」シリーズを手掛けた人。




    と思いきや。




    まるで拍子抜けしてしまう映画。




    がっかり。




    名優が出ているから名作とは限らない。




    ラストなんて、また展開があるかと思っていたら、
    いとも簡単に終わり。あっけなさすぎで、「は?終わり?」




    かなり賛否の分かれる映画だと思う。




    まあ、今日のは映画紹介ではなく、
    セリフの中の面白い英語を紹介なので。




    アンソニー・ホプキンス扮するレスターが、
    その日初めて出会ったリリアンと一緒に
    自宅へ寄るシーンの中から。



    レスターの家で、トイレを借りたいリリアンが、



    "Can I use your bathroom?"
    「洗面所を貸して」





    映画05





    するとレスター、


    "Are you going to take a bath?"
    「手を洗うのか?」



    リリアン、



    "No."
    「いいえ。」





    さらにレスターが尋ねる。



    "You want a can?"
    「トイレ?」





    ん?




    字幕では、「トイレ」と書かれているけど、
    耳から入ってくる英語は、"a can"・・・って言ってる。




    何度聴き返しても、やはり「キャン」=缶だ。




    辞書を調べても全く出てこない。



    聴き間違えか?と、何度かスペルを変えてみるけど該当しない。




    ようやくネットの英単語検索サイトで見つかった。



    俗語・・・しかもあまりきれいでない言い方で、
    たしかにCANはトイレのことを言うらしい。





    映画の舞台はアメリカのど田舎。
    保守的で閉鎖的な、ちょっとあらくれた
    人たちが登場するので、こんな俗語も出てくる。




    それにしても、この映画もまた、
    邦題がいただけない。




    原題は、「ブラックウェイ」という。
    これは、レスターが対峙する、
    悪魔のような男、ブラックウェイの名前。




    いくら悪魔のような悪い奴だからって、
    「デーモン」は安直だよなぁ。



    このタイトルのせいで、映画の価値もさらに下がる。






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  • 2017.01.31
  •   平和を吸って喜びを吐く



    先日、このブログで紹介したドラマ、
    グレイス&フランキーの中に、
    こんな言葉が出てくる。



    ドラマ04





    「平和を吸って喜びを吐く」

    "Inhale peace, exhale joy."




    グレイスとフランキーの親しい友人がガンの末期で、
    自らその命にピリオドをうつことを決める。


    奇跡が起きるかもしれないのに、なぜ諦めてしまうのか、
    この世に未練はないのかと迫る2人に彼女は、



    「奇跡は必要ない。十分幸せだった。
    一生懸命生きて来たもの。一瞬一瞬をね。」


    そしてこのセリフへと続く。


    「平和を吸って、喜びを吐く。」



    自分の人生は、一瞬一瞬が平和で喜びに満ちていたと。




    ここ数日、朝から晩までトランプの話題が続く。

    「分断」、「亀裂」、「闘い」、「制裁」、「差別」、「憎悪」、「報復」・・・・・

    ネガティブな言葉ばかりが並べられ、
    そのネガティブ・エネルギーに
    ますます世の中が「平和」や「喜び」からかけ離れていく。



    「平和を吸って、喜びを吐く。」


    たったそれだけの、ドラマの中の短いセリフ。



    それが叶わぬ人々がどれだけこの世界にはあふれていることか。


    多くの難民が、これ以上苦しめられることなく、
    「平和を吸って、喜びを吐く」ことができる世の中になってほしい。





    猫37



  • 2016.12.22
  •   ファーゴ






    1996年に公開された映画「ファーゴ」の製作・総指揮、
    コーエン兄弟が、映画から着想して製作した同名のドラマシリーズ。



    アメリカでは2014年4月に初回放送され、
    アメリカのメジャーな賞を数多く獲得した。



    シーズン1で登場する名優で、
    アンジェリーナ・ジョリーの元夫、
    ビリー・ボブ・ソーントンも
    ゴールデングローブ賞・主演男優賞を獲得。




    そのシーズン1&2は現在、Huluで配信中。


    今日はシーズン1の第2話の中での会話。




    事件の容疑者を巡って、署長と対立する
    副署長のモリー。立場上、威圧的な署長の
    命令に従わざるを得ず、事件の担当を外され、
    署長が去ったあとで、思わずモリーが呟いたたセリフ。



    "Drills and needles."




    字幕では、



    「世界はハードね。」




    ドラマ03



    こういうところに、英語学習のむずかしさがある。
    字幕スーパーからは想像もできないセリフ。




    イディオムとして一般的ではないようだけど、
    ドリル・アンド・ニードル・・・ドリル(穴あけ工具)と針

    つまりは、ドリルや針でガツンと穴を開けられ、
    チクチクと刺され・・・という、なんともキツイ状況。




    ドラマの中では結局は彼女の推理が当たってるんだけどね。




  • 2016.12.18
  •   10時の男、その後。






    1コマ目の授業終了後。




    例の、気になる10時の男は・・・
    やはり来なかった。



    で、授業終了後にも、
    廊下にその姿はない。




    と、思っているところへ、
    授業を終えたばかりの別の男子学生が
    教壇にやってきた。



    スマホの画面を見ながら、




    「先生、〇〇〇君ですけど、
    やっぱり起きられなかったらしいです。

    なので、今期は諦めますって、ラインがきました。」




    やはり。 



    あれだけ言ったのに、
    早起き対策を講じなかったとは。





    実は私も学生時代は苦労した。



    元々、早起きは大の苦手。
    若い時は遅刻常習犯だった。



    なので、仕事をするようになって苦労した。



    長年の悪癖というのは、なかなか治らないから。




    アメリカでの学生時代は、いつも
    いくつかバイトを掛け持ちしていた。




    本来は、留学生は仕事をしてはいけないけれど、
    そこは、授業料も払わないといけないし、
    生活もしなければならない。



    貧乏学生の私にとって、仕事をしないで
    学校に通うことは不可能だったので、
    移民局に見つかるリスクにビビリならが、
    皿洗いやら、レストランの深夜アルバイトを続けた。



    当時は、闇ルートで偽造グリーンカード(永住権)を
    手に入れていたメキシコ人たちと一緒に働いていた。



    留学生の私と、貧困から逃れてアメリカに来た
    彼らとは、同じ不法就労とはいえ、同列に並べられない。
    彼らは、ある意味、生きるか死ぬかをかけて
    新天地アメリカにやって来ていた。



    トランプの、不法移民強制送還の発言を
    耳にするたびに、あのころの彼らは今、
    どうしているだろうと思い浮かぶ。




    当時は昼間もレストランでバイトしていたので、
    そうなると授業を取る時間はバラバラ。




    アメリカの大学では、働きながら
    学校へ通う学生も当たり前にいるので、
    早朝7時スタートのクラスもある。



    オフィス勤務の人たちは、
    こうやって早朝の授業に出席し、
    終わるとすぐに職場に向かう。



    そうやって単位を取り、
    学位取得して仕事のスキルアップや、
    職種替えをしていく。




    高校を卒業してすぐに
    大学に入る学生ももちろんいる。

    私が最初に卒業した大学では、
    同じ年度に卒業した人で、
    64歳という女性がいた。



    さすがにこれくらいの年齢になると、
    卒業式の時に、特別に名前を呼ばれて
    拍手喝さいを浴びていた。




    話がそれた。




    とにかく、早朝や夜間の授業も取りながら、
    何とか授業に出席していたので、
    朝起きられないという苦労はよくわかる。




    わかる、が。



    部活のし過ぎで起きられないなんて。




    甘いな。



    さらば、〇〇〇君。



  • 2016.12.11
  •   10時の男





    10時。




    1コマ目の講義終了後、

    このところ毎週続けて
    教室の外で待っている
    男子学生がいる。





    泣きそうな顔をしながら。



    半分寝ぼけた顔をしながら。





    1コマ目の授業開始時間は8時半



    この学生が在席するのは、その1コマ目。





    10時に来て、どうすんだい?! 




    「すいません。もう、ヤバいです。ヤバいです。」




    「あなたね、目覚まし時計、何個か買って
    セットしなさい・・・って言ったでしょうが。」




    「買ったんです。何個かセットしてるんです。
    でも、2度寝しちゃうんです。ヤバいです。」




    「友だちは?友だちに頼んで何とか
    起こしてもらいなさいって言ったでしょう?」




    「いや・・・でも・・・そうですね・・・ああ、どうしよう。」





    「どうしようも何も、このままだと単位落とすよ?」





    「ですよね、はい。マズいですよね?ああ、どうしよう。」




    毎週この会話の繰り返し。




    意味がないとわかっていながら、
    1コマ目の授業の終了時間に
    私に会うために廊下で待っている。




    「あなたね、私だって朝起きるのは
    めちゃ苦手なんで、見てごらん、これ!」




    そう言って、5分刻みでアラームがセットされた
    私のスマートフォンを彼に見せる。





    「あ、僕も何度もアラームをセットしてるんですけど、
    どうしても起きられないんです。」





    「何時に寝てるのよ。」





    2時とか・・・」



    2時~?!朝起きられないの当たり前じゃない!
    なんでもっと早く寝ないのよ!12時には寝なさい。」




    「あの・・・部活の練習で・・・毎晩。
    実は今、僕すごく試合の成績がよくて、
    それでいい調子なんでもっと頑張ろうと・・・」





    「あのね!部活も大事だけど、
    部活で大学の単位落としてどうすんのよ?
    せっかく国立大学に入学して。

    あなた、お母さんに連絡しようか?!
    泣くよ、お母さん、そんな調子だったら。」



    すると学生、大慌て。




    「そ、それだけはやめてください!
    母に叱られますから、ダメです。」





    「じゃ、来週もし遅刻したらもう
    単位は無理だと思いなさいよ。」




    「はい!絶対来ます、すみません!」




    うなだれて教壇を後にした男子学生。






    もうねぇ・・・学習指導どころじゃない。



    大学生への生活指導



    毎回、私に叱られるために、
    廊下で待っている男子学生。



    「私はあなたのお母さんじゃないんだからねっ。」



    男子学生にそう言いながら、
    母親のような気持になっている私。



    頑張れ!



    というか、朝ちゃんと起きろ。



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    Author:My Serendipity
    英語講師

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