• 2017.03.12
  •   青臭い思い出






    週末、ディオを病院へ連れていくのに、
    診察券が見つからず、引き出しを片っ端から捜索。



    とうとう見つからない診察券。




    いつも、肝心な時に探し物が見つからない。



    昔から整理整頓が大の苦手で、
    特に書類関係はもうめちゃくちゃ。




    我ながらいい加減にこの状態にウンザリし、
    一気に断捨離をすることにした。




    部屋中に山積みになる本や書類、雑貨を見ながら、
    長男が冷ややかな顔をして、




    「そういうのはね、毎日少しずつやるんだよ。わかる?」




    言い返そうにも言い返せない。



    何故なら彼は、ものすごく整理整頓が上手で、
    我が家の中で一番ぴかぴかなのは彼の部屋。



    大量の本には囲まれているけれど、あとはすっきり。



    いざ断捨離・・・と片っ端から本棚や引き出しから
    古いものを取り出していくと・・・



    懐かしいものを見つけては手が止まる。




    いかん。



    いかん・・・が、懐かしい。何十年も目にしていないものもある。




    その1つに、こんなものを見つけた。



    アメリカ02




    今から30年も前の、決意表明。



    アメリカに留学するための軍資金稼ぎに
    明け暮れていた20歳の頃。


    何としてでも夢の実現をするべく、
    自分を鼓舞するために書いたと思われる。



    茶色く変色したA4の紙に書かれていたのは・・・





    AMERICA


    アメリカに行ってカレッジを卒業するという事は、
    私にとって大きな挑戦である。

    出来る筈である事を黙って見ている事程
    つまらない物はない。

    何かをやり遂げた時の喜びを私は味わいたい。

    アメリカは私にとって夢である。

    しかもそれは手に届く所に待っている。

    自信がなければ「自信がある」と言って
    それを本当に自信にしていくのが私のやり方だ。

    自分の弱さはよくわかる。

    だから負けたくはない。

    これから先、何が起こるか誰にもわからない。

    今出来る事は今しなければならない。
    出来ないことは何もない。

    人がどうあろうと、何をいおうと私には関係ない。

    人のための人生ではない。

    自分が判断を下すのだ。





    ・・・なんて青臭い。



    だけど、なんていとおしい。


    あのころの自分がいとおしい。
    20歳の頃の、一生懸命だった自分がいとおしい。



    時に揺らぎそうになる気持ちを鼓舞していたんだろうなぁ。



    まだ見ぬアメリカという国に、
    あこがれと不安を抱いていたんだろうなぁ。



    小学校の頃からの夢だった、
    英語を使う仕事や、海外移住。



    その一歩を踏み出したあのころ。




    だから今の私がある。




    点と点はつながる。



    スティーブ・ジョブズのことば。



    アメリカ01




    スポンサーサイト

  • 2017.01.28
  •   希望と絶望のティファナ 


    *27日ブログも更新しました。



    1週間前にNHKで放送されたドキュメンタリーWAVE

    希望と絶望のティファナ 
    ~トランプ就任 国境の町は今~




    テレビ02




    このブログでも何度か書いている、
    メキシコ国境の町、ティファナは
    私が住んでいたカリフォルニア州、
    サンディエゴと国境を接している。



    テレビ03



    私自身も、在学中に日本のある企業で
    アルバイトをさせてもらっていた関係で、
    その会社の工場のあるティファナへは
    仕事で何度か国境を越えて行ったことがある。



    仕事以外にも、サンディエゴに住む人にとって、
    ティファナへ行くというのは、国を越える感覚より、
    隣町へ行く・・・という軽いもので、
    プライベートでもたまにティファナに飲みに行ったり、
    買い物をしに行ったことがあった。


    一度など、アメリカの歯医者は高いので、
    お金を節約しようと、ティファナの
    歯医者まで行ったこともある。


    ただ、アメリカ側からは行きはよいよい、だけれど、
    メキシコからアメリカへ戻る時には
    国境付近は渋滞が続き、警備も検査も念入りとなる。


    実際、あまりにも簡単に国境を越えられるということで、
    日本からの留学生がパスポートを忘れて入国し、
    アメリカへ帰れなくなり、数日間拘留された・・・ということも。



    私自身も一度、パスポートを忘れて入国してしまったことがある。
    その時は、カリフォルニア州の免許証を出して、
    アメリカ人を装い、なんとか国境での検査を免れた。



    初めてティファナを訪れた時のショックは
    今でもしっかりと覚えている。


    23、4歳くらいだった私は、メキシコの現状など
    なにも知識を持ち合わせておらず、
    国境を越えた途端に、目の前に広がる世界に
    衝撃を受けた。陸続きの国、一本の国境を
    隔てたそこには、盲目の老婆を連れた幼い子や
    身体の一部を失った人々が物乞いをし、
    車をめがけて少年たちが必死にフロントガラスを
    拭きにやってきて、少女たちは花売りをしている。



    少し先を行くと、砂埃の舞う、インフラの整っていない
    デコボコの道路と、その両脇に並ぶ土産物屋。



    町中に行ってもさほど光景は変わらない。

    サンディエゴから多くの若者たちが遊びに行くので、
    そこでも至る所に物乞いがいる。

    カリフォルニア州では、21歳にならないと
    お酒が飲めないため、18歳以上が飲酒可能な
    メキシコまでお酒を飲みに繰り出す若者も少なくない。



    国境付近では、不法入国を試みる人々が後を絶たない。
    砂漠を越える際、国境警備隊に銃で撃たれたり、
    道に迷って命を絶つ人たちもまた、なくなることがない。



    運よく国境を越えて不法移民として
    アメリカに住むメキシコ人も、
    いつ強制送還されるのか怯えながら生活をしている。



    一緒にレストランで働いていたメキシコ人たちは、
    そのほとんどが偽造永住権を持っていた。


    いわゆるがさ入れが入った際に、
    身分証明証を提出しなければならないからだ。



    店のオーナーも、不法移民と知っていながら雇う。
    アメリカ人に保証されている最低賃金よりも
    さらに低い給料で雇うことができるからだ。


    そして、いざ、移民局の抜き打ち捜査が入っても、
    メキシコ人たちが永住権を持っていれば、
    それが偽造だと十分知っていても、
    オーナーは知らなかったと言い逃れができる。



    不法入国して、子どもが生まれれば、
    その子どもはアメリカ国籍を取得できる。


    けれど、両親は国籍を取ることはできない。
    だから、摘発されれば子どもだけアメリカに残し、
    両親だけがメキシコに強制送還される。



    トランプが早速動き出した。


    壁を作ると宣言し、不法移民を退去させる。

    壁にかかる費用はメキシコが持てと、
    めちゃくちゃな外交をしている。


    テレビ04





    イスラム教7か国の人々の入国を停止させ、
    入国できずに管理局では大混乱が起きている。

    米大使館をエルサレムに移すという。



    国内では、妊娠中絶に反対する
    大統領令に署名をした。



    移民の国、多様性の国、多くの問題を抱えながらも、
    人種や宗教の違う人々が何とか共生できる国を
    理想として歩んできたのではなかったのか。



    トランプ政権は、そのすべてを後退させていく。
    人間の敵対心を煽り、分断させる。



    移民排除のニュースが流れるたびに、
    あの頃ともに働いていた彼らの顔が思い浮かぶ。
    イスラム教徒の上司たちもいた。
    人生の節目、節目で助言を頂いた人たち。


    大学では、イスラム教徒の学生たちが、
    一日5回の礼拝をキャンパスの芝生の上で
    行っている光景は見慣れたものであり、
    それは日常の中に溶け込んでいた。



    ことさらに自分の力を誇示し、
    批判をされることに寛容さのかけらもなく、
    徹底的に相手を攻撃することで
    自分の自尊心をまもろうとする。


    成熟しきれていない、子どものような
    70を過ぎた男に、大国アメリカは振り回されている。




    共に歩むための道を、それがどんなに困難であろうと、
    自国の繁栄だけではなく、他国と模索していく。

    「先進国」と言われる国々の長たる人間たちの使命ではないだろうか。




  • 2016.02.29
  •   トランプ氏・・・まさかとは思うけれど。






    いくらなんでも・・・



    まさかトランプ氏が大統領になる日など、
    来るわけはないだろうけれど、



    この勢い。



    大統領候補者としての品位・・・いや、
    それ以前に人間としての品位に欠ける
    発言を繰り返すこの不動産王を

    これだけ多くのアメリカ国民が支持するという・・・



    ああ恐ろしい。



    アメリカ・・・・・



    こんな国だから・・・




    銃規制なんて夢のまた夢だわなぁ。



    明日はスーパーチューズデー。



  • 2016.02.05
  •   私からのハガキ





    今朝は高校時代の懐かしい友人と
    服部珈琲でモーニング。



    カフェ42



    友人、今日はサプライズであるものを持参していた。



    少し前、彼女が実家に行ったときのこと。



    古い手紙を整理していたらなんと、
    私がアメリカに行って半年が過ぎたころに
    彼女へ送った絵葉書が見つかったと。



    今日はそれを私に見せてくれた。




    手紙01





    そんな絵葉書を送ったことはもちろん
    全く覚えていない。


    日付を見ると、1986年3月6日



    アメリカに行って半年過ぎたころ。



    彼女に宛てた文章を読んでいると
    何だか自分で自分がいとおしくなった。



    こんなことを書いていた。



    Hi! How are you doing?
    I'm pretty fine.

    元気でやってる?私は今、カリフォルニアの
    サンディエゴに住んでいます。9月に
    アメリカに来てもう早くも半年がたってしまった。

    今は毎日学校に行って、英語と美術をやってます。

    住んでる所はアメリカ人のおじいさんとおばあさんの所。
    サンディエゴはとってもすてきな所だよ。

    暖かくて、今も夏のような気温です。私も日に焼けて
    黒くなったんだ。休みの日なんか何してる?
    私の方は海に行ったり絵を描いたりして過ごしてます。

    日本のお正月すごく恋しかったー。
    みんなは元気にしてる?会うことある?
    今度日本に帰る日が楽しみです。

    でも私にとってアメリカの方が住みやすいけどね。

    アメリカって本当に大きな国。自由だなって感じる。
    あっ、2月に運転免許をとったんだ。

    筆記・実地を合わせてたったの$10.00(¥2,000)
    しかかからないの。信じられる?今は車の運転が
    一番の楽しみです。又、近況なんか教えてね。

    手紙待ってます。それでは体に気を付けて頑張ってね。





    おじいさんとおばあさん・・・とあるので、
    この時期は老夫婦の倉庫を激安で借りて
    倉庫の中で寝起きしていた頃だわ。



    確かに絵を習ってたなぁ。



    色白だった私が、あの頃は真っ黒になってた。



    アメリカの方が住みやすいって書いてるな。



    そうそう、初めて運転免許を取ったのはアメリカで。


    $10.00が日本円換算で¥2,000かぁ。
    そんな時代もあったよねぇ。



    およそ30年前の絵葉書。



    よくぞ取っておいてくれた。
    自分が相手に送ったハガキなど
    普通は見ることができないもの。




    それにしても。




    私は人生の中で、一度もミッキーマウスなんぞ
    好きになったことはない・・・と思っていたのに、
    こんなかわいらしいハガキを送ってたなんて。



    女子だったのね。



  • 2014.12.29
  •   懐かしの名刺






    クローゼットを大掃除していたK1が
    懐かしいものを見つけだしてきた。



    名刺



    人生で初めて作った名刺。



    アメリカでまだ大学に通っていたころ、
    ほんの短い間だったけれど、
    勤めさせてもらった会社。



    この会社の社長さんとの出会いは面白い。



    当時、私はサンディエゴの
    高級住宅街Mt.Helixという場所で、
    大きな家の1部屋を間借りしながら
    学校に通っていた。



    家の回りは殆どがプール付で、
    広大な敷地にとてつもなく大きな屋敷が並んでいた。



    ある時、私のオンボロ中古車が道路でエンストを起こし、
    困り果てていたところに、高級ベンツにのったおじさまが2人やってきた。


    事情を説明すると、すぐに車で家まで送ってあげようと言われた。


    本来ならアメリカ社会で知らない人の車に乗るのは
    とても危険なので、絶対に避けたいのだけど、
    聞くと同じ地域に住む方。そして2人とも身なりも立派。


    それでは・・・と車に乗り込み、
    家まで送っていただいた。



    車の中でどんな話をしたのか覚えていないけど、
    翌日になって、その男性が私を訪ねてきたのだという。



    在宅していた大家さんから聞くと、
    もし仕事を探しているのなら、
    インタビューに来てもらってくれとのこと。


    当時、アルバイト生活をしながら
    大学に通っていた私には願ってもないこと。


    喜んでインタビューに行き、
    アルバイトとして雇ってくれることになった。


    そして、確かその職場で働いたことによって、
    大学のビジネスクラスの単位ももらえたと思う。



    この会社、不動産会社で、
    アリゾナ州に持っているいくつもの物件を、
    日本の顧客に販売したくて
    日本人スタッフを探していたのだという。



    たまたま道で困り果てていた私と出会い、
    これも何かの縁・・・と雇ってくれた。


    殆どお役に立つことがないまま、
    半年位お世話になって辞めたけれど、
    懐かしい思いでの1つ。


    プロフィール

    My Serendipity

    Author:My Serendipity
    英語講師

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    FC2カウンター
    フリーエリア
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    QRコード
    QRコード